句会報:2023年9月「海原オンライン句会」

 「海原オンライン句会」9月は16日(土)にZoom句会を実施。

 10月申込受付中。https://kaigen.art/online/

 なお、今回も、回答任意でアンケートを実施。Q:句のテーマや素材は、どのようにして獲得しますか?結果はこちら。よろしければご覧ください。


句会報:2023年9月「海原オンライン句会」

 今回より投句と選句のみでの参加(Zoom句会は欠席)も可能とし、参加者が増え36名となった。
 誰にも分かりやすい句は共感を呼び点数もそれなりに入る一方、内容・テーマがありふれていることも多く、表現のユニークさが猶更重視され、選を左右するようだ。この句会では、句の内容と併せて表現面にも着目し、採った理由よりも採らなかった理由を意識して合評していきたい。

【高点句】(5点以上・冒頭の数字は点数)

14 ほしづくよ母の敬語の刺さりけり 安部拓朗

11 小鳥来て戦争を足もとに置く 夏谷胡桃

7 キューピーの睫毛の疲れ晩夏光 田中信克

6 死ぬまでの主治医爽やかに挨拶 石川まゆみ

6 赤とんぼ交わるどの空も愉快 三枝みずほ

6 新しい靴にて月を呼びに行く 佐藤詠子

6 「ごはんまだ」「またそうめん」がこだまする 満葉

5 蚤市に皇子の写真赤とんぼ 夏谷胡桃

5 炎天の護岸工事の声ふとく 吉澤恭香

【参加者各1句】(高点句以外)

きみとならヌードになれるねこじゃらし 石鎚優

ポケットに空蝉確かめている不安 榎本祐子

右寄りの二死満塁の案山子です 木村寛伸

標本は羽ばたくかたち秋の天 小西瞬夏

人形の家のしきたり黴の花 小松敦

新涼やするりと通るシャツの袖 宮下由美

思い出も微塵の更地草雲雀 伊東孝浩

反戦の歌とは知らず草の花 大浦ともこ

炎天より戻りこの世の水を飲む 菅原春み

小鳥来る私の鉛筆硬いまま 谷口道子

老いたれど用心棒なり月の道 野口佐稔

頑張らぬ事を頑張る案山子かな 大渕久幸

段ボール朽ちてこほろぎ棲みにけり 小野こうふう

遠ざかる昭和の平和ソーダ水 川畑亜紀

秋掴む富士の高さへ背伸びして 後藤雅文

鈴虫や弄る先に妻おらず 坂内まんさく

縷紅草ちいさい一日でありぬ 平田薫

蟷螂飛んだ歌舞伎役者のやんちゃ 藤川宏樹

サンダルを拇指のはみ出す母似かな 藤田敦子

神風とならずに還る稲の花 柳生正名

補聴器買おう右耳の蝉時雨 石橋いろり

お味噌汁夕餉の雲を温めて 葛城広光

ひとり飯チャットアプリかふ・ふ・ふ 塩野正春

ぶら下がり人生蓑虫よ妻よ 樽谷宗寛

黄蝶あり葉の露啜りて離れざり 小田嶋美和子

草を引く一本一本のいのちかな 小池信平

御遺体は軍事費のせい地虫なく 野口思づゑ

八月尽みな足早に朝の駅 矢野二十四

 最高点句14点「ほしづくよ」、「母の敬語」の解釈が二つに分かれた。大事なことを話す時に敬語になっている状況、認知症ゆえに他人行儀になっている状況、後者で捉える者多し。採らなかった意見としては、親の認知症のテーマには食傷気味、「刺さりけり」の表現が報告的、心に刺さったその心情を別の言葉で、など。「ほしづくよ」のひらがな表記には、幼いころからの母への親しみ、母他界説、など諸々意見が出た。11点「小鳥来て」、現代の戦争が小鳥来るようにさりげなく近寄る空恐ろしさに共感する声、小鳥と戦争を二物衝撃させる不条理性を評価する声、「ある」とか「くる」ではなく「置く」が秀逸との声など。小鳥に旧ツイッターの青い鳥を重ねた者もあり。採らない弁としては、戦争が綺麗すぎる、軽い、もっと重いもの、との意見が多。渡辺白泉や三橋敏雄に触れる意見もあった。7点「キューピーの」、「キューピーの睫毛」への着眼良しとの意見多数。一方で、「疲れ」と言わずに疲れを表現したい、「睫毛の疲れ」に作為感じる、等の意見もあり。6点「死ぬまでの」、死ぬのは患者なのかそれとも主治医の方なのか、との解釈に分かれあるも、大方は患者。死んだらお終いと吹っ切れていて爽やか。医学的な見地で、患者に同情などせず敢えていつも爽やかにしているのだ、との意見も。6点「赤とんぼ」、「交わる」の解釈が分かれた。たくさんの蜻蛉が縦横に交わるように飛んでいる様、「交接飛翔」している様。採らない声としては「どの空も」がわからない。採った者は「愉快」の着地に好感。6点「新しい」、月の出を迎えに行くイメージ、発想が美しい、夜に新しい靴をおろすことから野辺送りをイメージするとの声も。採らない人は「分からない」、ファンタジーを好まない。6点「ごはんまだ」、猛暑の今夏ありふれた光景に共感して採る者も外す者も。「こだまする」と書かれてもこだましているように感じない、との意見も。5点「蚤市に」オーストリアとか外国の蚤市の印象、赤とんぼが時空を越境している、ノスタルジー、「皇子の写真」に平和を感じる、など。採らない人はリアリティを感じなかった様子。5点「炎天の」、炎天・工事の声・ふとく、全てお決まりのありふれた光景で採れない、との声。採った人はこのありきたりに共感。
 どんな俳句を好み、目指すのか、俳句に何を求めるのか、といった根本的なスタンスの違いが明らかになる合評であった。
(記:「海原」小松敦)

アンケート結果:2023年9月「海原オンライン句会」

海原オンライン句会では、参加者の要望をもとにして、随時アンケートを行っています。みんなに聞いてみたいテーマがあれば、どんどんご意見・ご要望をお寄せください。

アンケート:句のテーマや素材は、どのようにして獲得しますか?
〈任意回答・順不同〉

〇季語に限らず気に入った言葉、引っかかった言葉をメモしており、気が向いたときこの言葉を使うぞと、一気呵成に句にします。打率はかなり低いですが、そこは気合で。

〇通い道の観察。仕事上の記憶。便所、風呂場での空想。世の中の出来事。他人の言動。

〇日常の葛藤とか子どもの単純かつ不可思議なこととか、句材といえばそれらをよくみることでしょうか。

〇俳句を考えることから、そして俳句を考えないことから。結局すべてということか。

〇新聞の文化欄(記事、書籍の題名や帯、短歌や詩)、美術館

〇妄想の世界に入り込む。特に小説の主人公の追体験をよくします。

〇閃き

〇子育てで忙しかった頃は、一人になれるお風呂でした。今は…朝のウォーキングですかね。

〇何時もの風景、行動、友達の話など。TVやツイッターもいい番組は参考にします。

〇吟行のような句作のための外出という時間があまりないので、通勤や路上、日常の家事の途中に目に留まった映像を拾うことが多いです。新聞や広告からも、よく言葉を拾ってます。でも、そのまま使うことは稀で、そこで得たテーマをしばらく考えていて、そのあとぼやっとフレーズが浮かんでくることが多いです。だから、いつも「ぼーっと」してま~す!!!

〇散歩や旅行などでの観察、日常生活の中での感想、過去の思い出、ネット記事からランダムに言葉を選びその言葉を入れて作句。

〇日常生活の中で気になったこと、ウェブや新聞・雑誌、小説、映画、写真などに触れて印象的だったものや言葉や想像した光景などをなるべくメモるようにしてます。そうしたメモを眺めて頭に浮かんでくる記憶や連想をまた言葉にメモしなおしたり。金子兜太の造型論を実践したいと日頃から思っていますが難しいです。そもそも、質の良いメモのためには、ものごとにいかに触れ感覚するかが大事だと思い(兜太の言う「純粋衝動」を得たい)、「生きもの感覚(アニミズム)」、「ふたりごころ」などに学んで、身体のコンディションや感覚を整えるように心がけてますが、今のところ思い通りにはいってません。最近「自重ストレッチ」始めました。

〇読んできた本や生活の中からふと言葉がおりてきますが、忘れっぽいのですぐ忘れます。メモを取るようにしています。

〇散歩で観察、家事・土いじりなど

〇涼しい季節はとにかくウロウロ歩いて、そのあとカフェにしけこんでコーヒーを啜りながら整理します。感覚に刺激を受けないと何も浮かびません。だから、暑い季節は、過去の記憶に頼ることが多いです。

〇用事へ向かう途中ほっと一息ついたとき

〇散歩しながら季節を感じて、ベランダや庭で風を感じて

〇テレビの映像、ラジオの言葉。特に自分は音だけ(ラジオ)の方が感覚が鋭くなる気がする

以上

縦深志向 金子兜太

10月「海原オンライン句会」申込み受付中★欠席投句&選句もOK

10月「海原オンライン句会」のお申込み受付中です。

10月申込み:https://forms.gle/zrVuXcAwP8EW7nfv5
※申込み期限は、10/6(金)の24時です。

◆2023年10月「海原オンライン句会」
・申込締切:2023年10月6日(金)24時
・投句締切:2023年10月13日(金)24時
・選句締切:2023年10月20日(金)24時
・句  会:2023年10月21日(土)13:00〜15:30 (Zoom開室12:45)
10月申込み:https://forms.gle/zrVuXcAwP8EW7nfv5

詳細は下記「海原オンライン」サイトご参照。
https://kaigen.art/online/
※過去の句会報なども上記サイトでご覧いただけます。
※零点句も含め「全句」合評の予定です。
※Zoom句会当日は参加せず、投句+選句(+事前選評)だけで参加、も可能。選句結果もお届けします。

「海原俳句、来たるべきもの」へのヒント

平明で重いものを 金子兜太

現代俳句の本格 金子兜太

土がたわれは 金子兜太

新たな前線をめざして(『海程』126号・127号での座談会)

2023年夏【第5回】兜太通信俳句祭《結果発表》

自由作品18句「カカオの女(祝詞橋)」大西健司

『北國幻燈 Hokkoku Gento』中内亮玄句集

『妖精女王マブの洞窟』マブソン青眼句集

『画家・瑛九の世界』瑛九生誕一〇〇年記念出版〔増補版〕福富健男著

吉澤祥匡・吉澤紀子句集『山影川鰍』〈遠汽笛 森由美子〉

『海原』No.51(2023/9/1発行)アップしました

埼玉県現代俳句大賞:第十九回(茂里 美絵)&第二十回(鳥山 由貴子)

第5回 海原金子兜太賞決定

第5回「海原金子兜太賞」(2023年度)が決定しました

2023年9月2日(土)、第5回「海原金子兜太賞」の選考会が開催され、応募44作品の中から、次のとおり受賞者が決定いたしました。おめでとうございます。

【海原金子兜太賞】
 「渋い柿」 佐々木宏

【海原金子兜太賞 奨励賞(二名)】
 「もずく天ぷら」 河西志帆
 「十指」 小西瞬夏

選考委員:安西 篤/武田伸一/田中亜美/堀之内長一/宮崎斗士/柳生正名/山中葛子
(以上7名 五十音順)

受賞作品と選考過程の詳細は、「海原」2023年11月号に発表予定です。

9月「海原オンライン句会」申込み受付中★欠席投句&選句もOK

9月「海原オンライン句会」のお申込み受付中です。
※8月は休会です

9月申込み:https://forms.gle/xGK7tXHBZpZx2fuA7
※申込み期限は、9/1(金)の24時です。

下記サイトで詳細ご確認の上、よろしければご参加ご検討ください。
詳細:https://kaigen.art/online/
※過去の句会報、7月アンケート結果(選句とは?海原・海程とは?)もアップしています。

【9月スケジュール】
・申込締切:2023年9月1日(金)24時
・投句締切:2023年9月8日(金)24時
・選句締切:2023年9月15日(金)24時
・句  会:2023年9月16日(土)13:00?15:30 (Zoom開室12:45)

★9月も高点句のあと零点句から逆のぼりで「全句」合評の予定です。

なお、「Zoom句会当日は参加できないけど、投句+選句(+事前選評)だけでもよければ参加したい」というご要望がいくつかあり、9月からOKにしますのでどうぞご参加ください。選句結果もお届けします。Zoom句会欠席の方は参加フォームの「海原オンライン句会のやり方などに関するご希望やご意見があれば教えてください。」の欄に、「Zoom句会欠席、投句・選句のみ」とコメントしてお申し込みください。
以上

第5回 海原賞・海原新人賞の決定

句会報:2023年7月「海原オンライン句会」

「海原オンライン句会」7月は15日(土)にZoom句会を実施。
8月は休会。9月申込受付中。https://kaigen.art/online/
今回は、回答任意でアンケートも実施。①あなたにとって選句とは何?②あなたにとって海原・海程らしさとは何? 結果はこちら。よろしければご覧ください。そのうち句会とは別に、皆さんのご関心あるテーマで座談会、ディスカッションなど企画予定。乞うご期待。

句会報:海原オンライン句会:2023年7月15日

【高点句】(五点以上)

水でっぽう人撃つことをためらはず 宮下由美

晩年は忙しいんだアロハシャツ 後藤雅文

「検索」の奥へ隙間へ御器かぶり 石川まゆみ

空蝉を嗅ぐ戦争がかさかさと 小西瞬夏

四畳半一間扇風機が猫背 藤川宏樹

炎昼や情夫のやうに眠りたる 安部拓朗

星涼し恐竜図鑑めくるたび 小西瞬夏

釜蓋朔日かまぶたついたちとふ頬杖にのる重さ 柳生正名

【参加者各一句】(高点句以外)

泰山木の花君の斜面へ逢ひにゆく 石鎚優

万緑の中悪相の鳩がいる 榎本祐子

往復書簡途絶えて久し夏薊 大浦ともこ

刃を引けば切り絵のヒマワリ遠見する 小田嶋美和子

ピッチャーにシュークリームを握らせる 葛城広光

水遊びわざと濡れて泣いたこどもだった 桂凜火

ででむしに親友居るか訊ねけり 上脇すみ子

河童の忌喰わず仕舞いの毒饅頭 木村寛伸

蚯蚓玉出穂の国の潤いじゃ 小池信平

真白な腕青蔦のつかむ空 小松敦

葛桜恋はつるんとしてかなし 田中信克

ごろ寝二足と四本かすか触れあう梅雨晴れ間 谷口道子

さあパリ祭だお菓子の好きな妻よ子よ 樽谷宗寛

私から我が飛び出す噴水や 野口思づゑ

白南風や明日のパンを買いにゆく 藤田敦子

移る日やひまわりの笑顔信じる日 増田暁子

荒梅雨やパチンコ屋の解体音 満葉

枇杷熟るる「今はどなたもゐませんよ」 矢野二十四

枇杷の葉の揺れて小禽とびたてり 吉澤恭香

 二十六名参加。三句出し五句選で合評。八点「水でっぽう」、実は恐ろしい句。国内外の政治情勢も想起させる。八点「晩年は」、アロハシャツの軽やかさに共感多数なるも、この句の眼目は意味内容より「忙しいんだ」の話し言葉口語表現でありそこを掬い取るべきとの意見あり。六点「検索」は、中七が前後に係る構成が巧み。五点「空蝉を」、視覚・嗅覚・聴覚とマルチモダールな身体感覚。「四畳半」は「猫背」のノスタルジー。「炎昼や」の「情夫」には共感・疑問それぞれ。「星涼し」は太古のロマン。「釜蓋朔日」は物象感溢れる季語に中下の身体感覚を衝突させイメージ膨らみ、意見多数大盛況。

 今回も無点句含め全句合評。回答任意でアンケートも実施。①あなたにとって選句とは何?②あなたにとって海原・海程らしさとは何?結果をこちらで掲載しているのでよろしければご覧ください。

(記:「海原」小松敦)

アンケート結果:2023年7月「海原オンライン句会」

海原オンライン句会では、参加者の要望をもとにして、随時アンケートを行っています。みんなに聞いてみたいテーマがあれば、どんどんご意見・ご要望をお寄せください

アンケート① あなたにとって「選句」とは何ですか?〈任意回答・順不同〉

〇新しい何かに出遭えるように だれかの思いを受け止めようとする行為

〇胸に響き、共鳴する句

〇なぞなぞの答え探し

〇心が動いた句を選ぶことです

〇自分に無い、意外性やオリジナリティに触れること

〇他者の作品を鏡として自分の感覚を捉え返すこと

〇新鮮な視点があること、それを探ること

〇好きな句を選ぶのを諦めること

〇選んだ句を通して、今の自分が見えてくる。

〇客観的にみること。

〇選句とは、「好き」を見つけて「矯めつ眇めつ」を楽しむこと。自分では書けないような句は、衝撃により一目惚れ。でも、好きなんだけど一カ所アバタがどうしても気になる、とか、あれこれ眺めまわして。で、結局「好き」が残れば、いただくことになります。

〇今度、考えをまとめて朝日カルチャーのテーマにしようと。

〇自分にはない発想や視角の発見、気づきの機会

〇発見、気づき

〇句の描く風景に共感できる。比喩表現が上手い。

〇真実をつかんでいること、そして、その表現が自分の琴線に触れるかを選句の基準にしている。

〇この句会に参加して初めて選句という作業をし、句を吟味・鑑賞することを経験。大変勉強になります。

〇「選句」には二つの意味があると思います。一つは俳句作品としての評価です。様々な観点から「俳句作品」として評価できるという、読者の「俳句観」に照らした評価です。そしてもう一つは、自分の心との一致です。作者が心の中で視たもの・思ったことと、読者のそれが五七五という短いフレーズの中で、ふっと、ピタリと一致する。皆様、そんな経験があると思います。俳句や文芸としての良さということとは別に、「ああ、この感覚」、「こんな想い出があったよね」、「あなたもそう感じていたんだね」といった、俳句を通じての「作者との対話」があると思います。それが「俳句」独特の貴重な「心のコミュニケーション」の方法だと感じています。それが「特選」という「枠」の存在理由にも、「社会性は態度の問題」と言ったことにも通じてくると思われます。

〇私らしさの創出。「好き」∧「作品の完成度というか詩というか創作物としての感服度」。

〇好きな句を選ぶこと=自分を吟味して他者に曝すこと。そしてその結果を他者と交換・交通することで自分の世界を豊かに拡張すること。普遍的な評価基準など無いが、俳句先生の場合は、先生のポリシーに従って表現の可能性を広げるべく指導的な選び方もあると思う(兜太先生のような)。

〇森の中に入って行くような感覚。

アンケート② あなたにとって「海原」あるいは「海程」らしさ、とは何ですか?「海原」以外の方は印象や想像で結構です。〈任意回答・順不同〉

〇いつも新しい境地を競っている場所

〇自由な発想の句

〇物象の生々しさ、体が反応すること

〇やはり、「俳諧自由」でしょうか?

〇俳諧自由

〇一言で言えば、「人間」や「生きると言うこと」を素直に真摯に、そして執拗に見つめてゆくという態度でしょうか。金子先生のことを想って見ても、海原の方々との触れ合いでもそのことは強く感じます。アンケート①の回答と重なってきますが、「俳句」には、いわゆる「俳句文芸」としての価値の他に、他者への想いの在り方とか、一種の人間存在への哲学とか、社会の中でのコミュニケーションの在り方とか、様々な課題を包摂する機能と力があると思っています。多くの俳句結社や同人誌では、当たり前のことですが、彼らなりの「俳句の文芸性」の価値追究や共有感覚が重要視されます。「海原」でも勿論、そのことは常に論議されていると思いますが、それを越えて人生や社会、環境といったものを「俳句を通じて」考えてゆく、その自由さと力とが「海原」にはあると思っています。

〇金子兜太先生が極めようとした俳句の世界を探求している同人・会友に触れ合える場に所属して俳句づくりをし、自らの作句力を高める。

〇「むちゃぶり」「ぶっちゃけトーク」など俗語的な表現が普通に使われていることに驚きました

〇兜太先生の精神。

〇緩急、硬柔、併せ持つ

〇ぶっ飛んでいるほどの自由さ。敷居の高さを感じています。

〇「創る」に相応しい句に出会える

〇幅ひろい句を受け入れる包容力のある句会と思っている。したがって「らしさ」を特定できない。

〇金子兜太師の生きざまにひかれ「海程」・「海原」を知り、その流れが脈々と繋がれているものと参加しています。

〇「海原」と対照的な広島圏の「夕凪」という結社にもご縁がありますが、何が対照的かといえば、「夕凪」は徹底的に五七五を守り、先生の教えを受け入れる点が態度としては全く異なると思われます。しかし、何気ない言葉の中にしみじみとした深さを感じる句も多いです。「海原」は、上記例示のとおり、縛りがなく自由だと思いますが、自由だということに縛られてはいないか、自由げにしなきゃいけないと思ってはいないか、自分自身の創作への態度や責任を考えさせられます。「らしさ」には流されるなと思う昨今です。もがいているわけです、いま。

〇俳諧自由。金子兜太「海程」の理念を引き継ぐ「海原」は多様性をはぐくむ海。いろんな生きものが共存するエコシステム(生態系)。

〇自分なりの表現方法を探して行けるところ

〇詩性

〇今、俳句に何が求められているかに常に敏感であること。只今の海原がそうであるのかは?

以上

『海原』No.50(2023/7/1発行)アップしました

「海原オンライン句会」9月・10月開催スケジュール

「海原オンライン句会」8月は休会です。
9月・10月の開催スケジュールを公開していますのでご予定ください。
詳細はこちら→ https://kaigen.art/online/
海原以外の方のご参加も大歓迎です。どうぞお誘いあわせの上、お気軽にお申し込みください。

第2回「海原」全国大会 in 秩父《創刊5周年記念》

締切迫る!第5回「海原金子兜太賞」募集

締切迫る!第5回「海原金子兜太賞」募集
―新作30句、募集締切は2023年7月20日―

●過去の受賞作品
第1回(2019年)
 本賞:すずき穂波「藁塚」
 奨励賞:望月士郎「むかししかし」
 特別賞:植田郁一「褌」

第2回(2020年)
 本賞:三枝みずほ「あかるい雨」
 奨励賞:小西瞬夏「ことばのをはり」
 奨励賞:森由美子「万愚節」

第3回(2021年)
 本賞:大沢輝一「寒落暉」
 奨励賞:河田清峰「笈日記」
 奨励賞:三好つや子「力水」

第4回(2022年)
 本賞:望月士郎「ポスト・ヒロシマ」
 奨励賞:ナカムラ薫「砂の星」
 奨励賞:三浦静佳「鄙の鼓動」

句会報:2023年6月「海原オンライン句会」

 「海原オンライン句会」6月は17日(土)にZoom句会を実施。二十六名参加。前回と何人か入れ替わり、海原以外の方やお誘いあわせのご見学のみの方もいたりして、今回も盛り上がりました。三句出し五句選で合評。
 今回は高点句合評の後、零点句から逆のぼりで、点数の低い句を重点的に全句合評を行いました。勉強になった!と好評でしたので、次回以降もこのやり方を予定。
 7月分、申込受付中です(申込期限6/30迄):https://kaigen.art/online/

句会報:海原オンライン句会:2023年6月17日

【高点句】(五点以上)
俳句部員募集プールの底の青 小西瞬夏
拗(こじ)らせてはしびろこうでゐる薄暑 柳生正名
「夏帽子あります」ウインドウに空 宮下由美
西口を出るどこかに虹は出てないか 矢野二十四
生き延びた匂いだ潮干狩の昼だ 安部拓朗
青葉闇くぐればどこか違う空 川嶋安起夫

【参加者各一句】(高点句以外)
逃がそうとティッシュにつまむ蜘蛛に胴 石川まゆみ
帰りゃんせ未生の海へ青すすき 石鎚優
眉濃ゆく描いて黒南風連れてきた 榎本祐子
縫ひつける母の名やさし半夏雨 大浦ともこ
チャーミングに老ひたきものよアカショウビン 小田嶋美和子
司馬遷がシャレコウベを並べたり 葛城広光
ハミングをかき混ぜ風のレモネード 桂凜火
ありていに言えば六十路は走り梅雨 木村寛伸
鍬を据へ土の汗する夕涼み 小池信平
ねじ花のネジで締めたい君の顎 後藤雅文
暗黙に突き出されたる心太 小松敦
嘘つきの口に茗荷の子がしゃきしゃき 田中信克
深山の風わが手包めり御手洗川 谷口道子
犀の背に群がる小鳥雨期近し 樽谷宗寛
ひとつ覚えの葭切のようミサイル報道 中村晋
叔父が逝く今年初めて蚊をつぶす 坂内まんさく
指の腹に黒胡麻卯の花腐しかな 藤川宏樹
母はまた蛍袋へ入り込む 増田暁子
薔薇浮かぶタイムリープのバスタイム 満葉
直葬といふ儀式あり春朧 吉澤恭香

 二十六名参加。三句出し五句選で合評。七点「俳句部員」、映像鮮やか、物語を喚起する、プールの水に心情の揺らぎを感じる。夏だけでなく年中募集中だろうとも。七点「拗らせて」、「はしびろこう」の斡旋が見事。「ゐ」の文字にはしびろこうの「眼玉」が見える、「薄暑」の疑義に対し「冷や汗」感あり良しとの意見。「拗らせて」まで書かない方が想像が膨らむ、とも。六点「夏帽子」、昭和レトロな街角に共感多し。何屋かわかりずらい、景が不自然との声もあり。五点「西口を」、西口の錆びれ感、虹は出てないことを承知で呟く心理に共感多し。「西口や」ではなく「西口を出る」がよい。五点「生き延びた」、むせ返るような磯の匂いの生々しさ。五点「青葉闇」、神隠し的異次元空間をシンプルに現出、「くぐれば」より「くぐりて」がベターとの意見。

(記:「海原」小松敦)

第1回兜太祭 レポート

『海原』No.49(2023/6/1発行)アップしました

山中葛子句集『愛惜』〈「その世」の華やぎを詠む 柳生正名〉

山中葛子句集『愛惜』〈一句鑑賞・桂凛火・高木一惠〉

マブソン青眼『遥かなるマルキーズ諸島』〈アニミズム的「魂」の世界観 石川青狼〉

追悼 伊藤雅彦遺句抄

哀悼 中村ヨシオ 植田郁一

シリーズ・海程の作家たち《最終回》八木三日女―『紅茸』から『私語』へ(下)~谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

シリーズ・海程の作家たち《第五回》八木三日女―『紅茸』から『私語』へ(上)~谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

抄出:2023年5月「海原オンライン句会」(五十音順)

5月は5/20(土)Zoom句会実施。二十七名参加。三句出し五句選で合評。海原の枠を超えてディスカッション盛んでした。
句会の中で話題になったテーマなどに基づき別途勉強会なども企画したいと思います。漢語と和語の斡旋効果、作句論と受容理論、一からの造型俳句論、海程調?海原調?、などなど兜太研究に限らずに。

6月申込開始しました:https://kaigen.art/online/

抄出:2023年5月「海原オンライン句会」

【高点句】(五点以上)
胎動の鎮もりて聴く緑雨かな 大浦ともこ
母預け終え草餅に微熱あり 安部拓朗
冷やし酒猫を師とする禅問答 木村寛伸
青胡桃少女の探す自由席 増田暁子
夏の子の口笛ひゆうと薄荷色 大浦ともこ
青葉風髪切るようにマスクとる 川嶋安起夫
青葉より君らの声の乱反射 矢野二十四

マイナカード春眠破る徴兵 石川まゆみ
初恋のやうに春菊間引きをり 石鎚優
私のアンドロイド青野を二人 石橋いろり
蜥蜴走るぐらり世界が反転す 榎本祐子
殷殷たる師の声のする夏の空 小田嶋美和子
麦を刈るたっぷりの愛終わる頃 桂凜火
野(や)に育ち背筋きりりと夏蓬 小池信平
植田には見上げる富士と覗く富士 後藤雅文
亀鳴くやからだの中にある隙間 小西瞬夏
歯ブラシの開いた毛先夏めけり 小松敦
腕が出て駐車券とる青葉若葉 菅原春み
夏の恋ふとなで肩の猫がいて 田中信克
高速バス停重き扉の若葉風 谷口道子
鳥帰る監視カメラに影残し 樽谷宗寛
椅子ふたつのけ思い切り窓若葉 野口思づゑ
薔薇愛でるために使わぬ指のあり 福岡日向子
ハンカチに包む分けきれぬ愛は 藤田敦子
蟻塚へ熱湯注ぐ吾も女王 満葉
二の腕のまだ日に慣れず薄暑かな 宮下由美
九九知らぬ新二年生ぐいぐい来る 柳生正名
柿若葉ひかりと影がくすくすと わだようこ

 最高点は十点「胎動の」。母の身体の外と内の自然が通じ合っている、生きもの感覚。一方で、「胎動」という漢語の利用、「静」ではなく「鎮」、「聞」ではなく「聴」に作為を感じる、鎮まると逆に心配、などの意見もあり。七点句「母預け終え」は、介護俳句にやや食傷気味との声あるも「草餅に微熱」の心理に共感多し。「草餅に微熱」を感じる余裕はないとの声も。六点句「冷やし酒」、「南泉斬猫」が背景にあるのなら「冷やし酒」はいかがなものか→「南泉斬猫」に関係なく作った句。六点句「青胡桃」、少女、探す、自由、と盛り過ぎではないかの意見に対し、自由席と「席」にしたのがよい(物象感、リアリティ)。ほか、五点句「青葉より」で使われている「乱反射」という漢語に触れて、漢語と和語の斡旋に関するディスカッションに繋がり盛り上がる。今後、句会で話題になったテーマを深耕するような勉強会も企画してみたい。
(記:「海原」小松敦)

シリーズ・海程の作家たち《第四回》「命」―北原志満子の俳句~谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

「海原オンライン句会」6月開催スケジュール

海原以外の方のご参加も大歓迎です。どうぞお誘いあわせの上、お気軽に
お申し込みください。 https://kaigen.art/online/

二つのベクトル―垂直方向と水平方向―藤野武◆第4回海原賞・海原新人賞受賞作家の俳句を読む

路地灯り 大西健司

俳人金子はるを訪ねて(下)―秩父山峡に生きる兜太の母―石橋いろり

『海原』No.48(2023/5/1発行)アップしました

シリーズ・海程の作家たち《第三回》堀葦男と前衛俳句および言葉と季語~谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

シリーズ・海程の作家たち《第二回》気合い―阿部完市の俳句~谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

「海原オンライン句会」はじめます

シリーズ・海程の作家たち《第一回》巡礼・林田紀音夫~ 谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

シリーズ・海程の作家たち~ 谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

 2018年12月に急逝した谷佳紀氏が2004年から2013年にかけて発行した個人俳句誌「しろ」では、自身の俳句だけではなく、多くの優れた俳句作家論を執筆していました。『海原』では2019年、谷氏追悼として「しろ」での作家論を抜粋して誌面に連載しましたが、本ウェブサイトには未掲載でした。
 今般、「海原」以外の方々にも読んでいただきたいとの思いから、順次6回にわたって「海原テラス」のコーナーに掲載いたします。

シリーズ・海程の作家たち~ 谷佳紀の個人俳句誌「しろ」より

《第一回》巡礼・林田紀音夫(『海原』No.6 2019/3/1発行)
《第二回》気合い―阿部完市の俳句(『海原』No.7 2019/4/1発行)
《第三回》堀葦男と前衛俳句および言葉と季語(『海原』No.8 2019/5/1発行)
《第四回》「命」―北原志満子の俳句(『海原』No.9 2019/6/1発行)
《第五回》八木三日女―『紅茸』から『私語』へ(上)(『海原』No.10 2019/7/1発行)
《最終回》八木三日女―『紅茸』から『私語』へ(下)(『海原』No.11 2019/9/1発行)

春の色 望月士郎

俳人金子はるを訪ねて(上)―秩父山峡に生きる兜太の母―  石橋いろり

句集と小説『遥かなるマルキーズ諸島』マブソン青眼

『兜太を語る―海程15人と共に』『語りたい兜太伝えたい兜太―13人の証言』の編集に当たって 董振華

『愛惜』山中葛子句集

締切5月末:2023年夏「兜太通信俳句祭」開催のご案内

『海原』No.47(2023/4/1発行)アップしました

ヨロコブコロヨ 望月士郎

野の指とまれ 川田由美子

ウルトラマン商店街 大池桜子

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す〜神戸とロシアを結ぶ点と線〜齊藤しじみ

追悼 宇田蓋男遺句抄

第5回「海原金子兜太賞」の募集案内

『海原』No.46(2023/3/1発行)アップしました

第32回 ヒロシマ平和祈念俳句大会のご案内

第32回 ヒロシマ平和祈念俳句大会のご案内

本年も平和を祈念する作品を広く募集いたします。投句者全員による互選および特別選者による特選の発表のほか、出席者による当日俳句会もあります。多数の応募と大会への出席をお待ちしております。

とき:2023年7月15日(土) 午前10時~
ところ:広島市中区民文化センター
(広島市中区加古町4―17 ☎082―244―8000)
作品募集:未発表作品2句1組1,000円(何組でも可)
投句締切:5月9日(火)
投句先:〒730―0002 広島市中区白島中町12―15
 川崎千鶴子あて(☎082―222―1323)
特別選者:中村和弘・宮坂静生・宇多喜代子・安西篤・池田澄子・寺井谷子・夏井いつき ほか、多数を予定
顕彰:大会賞(現代俳句協会長賞)・広島県知事賞ほか
主催:広島県現代俳句協会
後援:現代俳句協会・広島県・広島市・中国新聞社など

モナリザの姉 望月士郎

追悼 松林尚志〈「金子兜太の俳句―鑑賞と批評」松林尚志著『現代秀句昭和二十年代以降の精鋭たち』より〉

佐孝石画句集『青草SEISOU』〈圧倒する青春性 安西篤〉

〈再掲〉2023年第1回「兜太祭」のご案内

『海原』No.45(2023/1/1発行)アップしました

2023年1月・2月「海原」東京例会

2023年1月・2月「海原」東京例会

日時:2023年1月14日(土)午後1時~
        2月12日午後1時~
   ※2月は日曜日ですのでご注意ください。

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「1月(2月)東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:1月11日(水)、2月8日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

2023年第1回「兜太祭」のご案内(日程の訂正あり)

松本孜句集『丹波篠山黒大豆』〈丹波春秋 榎本祐子〉

2022年秋【第4回】兜太通信俳句祭《結果発表》

『海原』No.44(2022/12/1発行)アップしました

第4回 海原金子兜太賞

『青草 SEISOU』佐孝石画句集

『海原』No.43(2022/11/1発行)アップしました

2022年12月「海原」東京例会

2022年12月「海原」東京例会

日時:12月10日(土)午後1時~ 

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「12月東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:12月7日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

※1月・2月の開催日は、1月14日(土)、2月12日()です。

第4回海原新人賞

第4回海原賞

前川弘明句集『蜂の歌』〈芳潤な羽音 茂里美絵〉

前川弘明句集『蜂の歌』〈一句鑑賞 鳥山由貴子・松本勇二〉

『海原』No.42(2022/10/1発行)アップしました

『丹波篠山黒大豆』松本孜句集

2022年11月「海原」東京例会

2022年11月「海原」東京例会

日時:11月6日(日)午後1時~ 

※次回11月は日曜日ですのでお間違いなきよう。

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「11月東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:11月2日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

『海原』No.41(2022/9/1発行)アップしました

詩人・ラヴロック博士 小松敦

『蜂の歌』前川弘明句集

2022年10月「海原」東京例会

2022年10月「海原」東京例会

日時:10月8日(土)午後1時~

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「10月東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:10月5日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

第4回 海原金子兜太賞決定

8月6日(土)「海原」東京例会中止のお知らせ

8月6日(土)「海原」東京例会中止のお知らせ

新型コロナウイルスの感染拡大に鑑みまして、

8月6日(土)の「海原」東京例会は中止ということになりました。

ご理解ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

「海原」東京例会幹事 宮崎斗士

2022年秋「兜太通信俳句祭」開催のご案内

『海原』No.40(2022/7/1発行)アップしました

柳生正名著『兜太再見』書評◆「再見」と「再生」 小松敦

2022年8月は中止・9月「海原」東京例会

日時:8月中止、9月10日(土)午後1時~

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「9月東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:8月中止、9月7日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

第4回 海原賞・海原新人賞の決定

水野真由美句集『草の罠』〈草の罠にごろんと寝転ぶ 石川青狼〉

2022年春【第3回】兜太通信俳句祭 《結果発表》

WEP 俳句通信127号:特集 柳生正名『兜太再見』を読む

『海原』No.39(2022/6/1発行)アップしました

2022年7月「海原」東京例会

2022年7月「海原」東京例会

日時:7月2日(土)午後1時~

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「7月東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:6月29日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

2022年5月・6月の「海原」東京例会は「リアル句会」

2022年5月・6月の「海原」東京例会は「リアル句会」です。

日時:5月14日(日)午後1時~
   6月5日(日)午後1時~

会場:家庭クラブ会館2階ホール
https://kateiclub.com/index.html

出句:2句
   ご出句は当日ご出席の方のみとさせていただきます。
   欠席出句はご遠慮ください。

出句受付:宮崎斗士
 メール tosmiya★d1.dion.ne.jp(★→@、「d1」の「1」は数字の1です)
 FAX 042-486-1938
 郵便 〒182-0036 調布市飛田給2-29-1-401
ご出句の原稿には「5月(6月)東京例会出句/お名前」とご明記お願いいたします。

出句締め切り:5月11日(水)必着
       6月1日(水)必着

参加費:1000円
参加費は当日支払いでお願いいたします。

確認事項、お問い合わせは宮崎斗士までお気軽にどうぞ。
電話 070-5555-1523

「見る」人と「聴く」人 佐孝石画◆第3回海原賞・海原新人賞受賞作家の俳句を読む

『海原』No.38(2022/5/1発行)アップしました

『春は曙』寺町志津子句集〈知の明るさ 日高玲〉

『羽後北上』武藤鉦二句集〈羽後の動悸̶̶鉦二先生を悼んで 三浦静佳〉

追悼 丹羽美智子遺句抄

★募集中★海原同人こしのゆみこさんの俳句教室♥現代俳句協会

シン・兜太晩年(下) 宮崎斗士

『兜太再見』柳生正名著

『海原』No.37(2022/4/1発行)アップしました

雪 大沢輝一

追悼 小宮豊和 遺句抄

俳誌「合歓」の終刊と手代木啞々子 植田郁一

第53回原爆忌東京俳句大会のご案内

第53回原爆忌東京俳句大会のご案内

「核兵器禁止条約」の発効後一年余り。核大国は包囲されながらも破棄しようとしません。戦争被爆国日本を一日も早く批准国にするためにも、反核平和の心を俳句に結晶させようではありませんか。今回もご応募と大会へのご出席を熱望します。

とき:2022年8月20日(土) 午後1時開会(参加費1,000円)
ところ:北とぴあ(15階ペガサスホール)
(東京都北区王子1―11―1 ☎03―5390―1100)
内容:
◇記念講演:宮坂静生さん(俳人)「私の原爆雑感」
◇大会作品顕彰(東京都知事賞ほか)
◇当日句会
 作品募集 未発表作品2句1組 1,000円(何組でも可)
 投句締切6月10日(金)
 投句先〒114―0023 東京都北区滝野川3―48―1―603
 石川貞夫あて(☎・FAX 03―3916―5919)
 応募料の納入:定額小為替、または現金にて
主催:第53回原爆忌東京俳句大会実行委員会

第31回ヒロシマ平和祈念俳句大会のご案内

第31回ヒロシマ平和祈念俳句大会のご案内

本年も平和を祈念する作品を広く募集いたします。投句者全員による互選および特別選者による特選の発表のほか、出席者による当日俳句会もあります。多数の応募と大会への出席をお待ちしております。

とき:2022年7月16日(土) 午前10時~
ところ:広島市中区民文化センター
(広島市中区加古町4―17 ☎082―244―8000)
作品募集:未発表作品2句1組1,000円(何組でも可)
投句締切:5月9日(月)
投句先:〒730―0002 広島市中区白島中町12―15
川崎千鶴子あて(☎082―222―1323)
特別選者:中村和弘・宮坂静生・宇多喜代子・安西篤・池田澄子・寺井谷子・夏井いつきほか、多数を予定
顕彰:大会賞(現代俳句協会長賞)・広島県知事賞ほか
主催:広島県現代俳句協会
後援:現代俳句協会・広島県・広島市・中国新聞社など

シン・兜太晩年(上) 宮崎斗士

震災に関わる俳句を高校生とともに作ることで抵抗する 中村 晋

ピロピロ笛 鳥山由貴子

沸騰 大沢輝一

『海原』No.36(2022/3/1発行)アップしました。

第4回「海原金子兜太賞」の募集案内

後藤雅文句集『傾山』〈故郷と新たなる地と 山本まさゆき〉

『春は曙』寺町志津子句集