アンケート結果:2024年2月「海原オンライン句会」

海原オンライン句会では、参加者の要望をもとにして、随時アンケートを行っています。みんなに聞いてみたいテーマがあれば、どんどんご意見・ご要望をお寄せください。

2024年2月「海原オンライン句会」アンケート
Q:古今東西あなたが好きな俳句TOP5は?(自句以外で有名無名に関わらず)〈任意回答・順不同〉


〇樹といれば少女ざわざわ繁茂せり

〇一生に打つ一億字天の川(堀田季何)、万有引力あり馬鈴薯にくぼみあり(奥坂まや)、たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ(坪内稔典)、海暮れて鴨の声ほのかに白し(松尾芭蕉)、大の字に寝て涼しさよ淋しさよ(小林一茶)

〇囀りをこぼさじと抱く大樹かな(星野立子)

〇おおかみに螢が一つ付いていた(金子兜太)、雪よりも白き骨これおばあさん(成田千空)、月光の象番にならぬかといふ(飯島晴子)、蒸籠より出したばかりの春の月(金子敦)、春浅し無敵の動物ビスケット(河原珠美)、いますぐ思い出せる句はこれだけです。他にもあるのですが、とりあえず。

〇これがまあ終の栖か雪五尺など、一茶の句

〇春一人槍投げ槍に歩み寄る、新宿は遥かなる墓碑鳥渡る、ものの種握れば命ひしめける、運動会午後へ白線引き直す、夏の河赤き鉄鎖のはし浸る

〇うーん、急に言われても。白梅や老子無心の旅に住む(金子兜太)、夏の山国母いてわれを与太と言う(金子兜太)梅一輪一輪ほどのあたたかさ(服部蘭雪)、苺ジャム男子はこれを食ふ可らず(竹下しづの女)、元日の生みたて玉子夫の掌に(金子はる)

〇君が手もまじるなるべし花芒、濡紙に真鯉つつみて青野ゆく、子に学資わたす雪嶺の見える駅、たんぽぽの黄を挿して愛ず一コップ、むささびや親しき影と添ひ飛びて

〇突っつけばくずれる芸者冷や奴、マネキンの囁きあへる朧かな、これがまあ終の栖か雪五尺、さまざまなこと思い出す桜かな、夏草や強者どもが夢の跡

〇長寿の母うんこのようにわれを産みぬ、じゃんけんで負けて蛍に生まれたの、……

〇熱燗の夫にも捨てし夢あらむ(西村和子)、死ぬ時は箸置くやうに草の花(小川軽舟)、雪掻へごくらうに様つけていふ(辻田克巳)、春の山たたいてここへ坐れよと(石田郷子)、いのちひとつ爆忌ふたつや今朝の秋(石寒太)

〇冬菊のまとふはおのがひかりのみ

〇しんしんと肺碧きまで海のたび(篠原鳳作)、蝶堕ちて大音響の結氷期(富沢赤黄男)、水枕ガバリと寒い海がある(西東三鬼)、手をのこしゆく人ありて汐干狩(阿部青鞋)、涙なし蝶かんかんと触れ合いて(金子兜太)

〇無患子を拾ふきらひな子のきれい(柏柳明子)、人許す西瓜の種をふつと吐き(椎名果歩)、おでん煮るいぢわるがなくなりますやうに(野名紅里)、マスクもうはづさうかもう海だから(神楽坂リンダ)、追伸のやうに短く囀れる(小島明)

〇夕狩の野の水たまりこそ黒瞳(金子兜太)、炎昼の馬に向いて梳る(澁谷道)、天に声あふるるときは雪とならむ(北村美都子)、白服の胸を開いて干されけり(対馬康子)、東京暮らしはどこか棒読み蜆汁(宮崎斗士)

以上

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