現代俳句協会の俳句教室「水曜教室」で「海原」同人のこしのゆみこさんが講師をします。
現代俳句協会員でなくても、初心者でもベテランでも、どなたでも参加できます。
こしのさん、おもしろいですよ!是非ともご参加ください。
水曜教室(第1水曜午後1時~3時予定)
講師:こしのゆみこ 6月1日~
講師を交えての互選の句会。出句数三句
(教室一週間前までに講師にメールまたは葉書にて事前投句)
申し込み方法など詳細は下記現代俳句協会ウェブサイトをご覧ください。
https://gendaihaiku.gr.jp/news/news-9225/
おまけ~こしのゆみこ句集『コイツァンの猫』自選十二句
朝顔の顔でふりむくブルドッグ
麦藁帽夕暮れのようにふりかえる
えんぴつで描く雨つぶはひぐらし
蜻蛉にまざっていたる父の顔
西口はよく晴れている花衣
二次会や白鳥の中に入っていく
母はひろってきれいに毬をあらう
海しずかヌードのように火事の立つ
僧ひとり霞の中へ掃きにゆく
ひよこ売りについてゆきたいあたたかい
青ばかり使う日子猫抱きにけり
そのほかにれんげのかんむり流しけり
「この人の俳句を読んでいると、里山に春が来て、最後にぽこっと一つ、山頂ちかい凹みに残っている雪、その丸いかたまりが見えてくる。しかも、その雪の丸いかたまりはしだいに綿か羽のかたまりのようにも見えてくる。もやっとした、やわらかい感触になって、芽ぶきのはじまった枯木のなかでぼんやりと、なんとなくにこにこと、そこにいるのである。金子兜太」(『コイツァンの猫』帯より)