アンケート結果:2024年6月「海原オンライン句会」

海原オンライン句会では、参加者の要望をもとにして、随時アンケートを行っています。みんなに聞いてみたいテーマがあれば、どんどんご意見・ご要望をお寄せください。

2024年6月「海原オンライン句会」アンケート
Q:選句基準はありますか?あればそれはどんな基準ですか?あるいは、どんな句を選びますか?〈任意回答・順不同〉

○ 景を詠んで何か詩的なものを暗示させる句。読み手に物語を創造させる余地のある句。

○ わくわくする、納得する、共感する、皮膚にびりびりする、元気になれる、のどれかに当てはまるように思います。

○ 自分にスッと入って来る句を選んでしまいます。

○ 共感できる句は取るが、分からない句でも、とりあえず取って考えてみる。

○ 独創性と共感性とのバランス

○ 新鮮でいいなと感じた句を選んでいます。いいなと感じる句の特徴を書き出せば選句基準になるかもしれませんが、その時のコンディションにもよります。ところで共通の評価基準が定まっていない選考って文芸の世界くらいでしょうかね。あ、音楽もかな。

○ 楽しい句が第一。一茶風。

○ 個性的で響くものがあること。直観的に一読して内容がつかめるもの。

○ 自分の好きな句で、自分には作れないと思う句。表現と技法が高いレベルで成立していて、詩を感じるもの。

○ 映像が浮かぶ句。

○ 定形・原則として文語体・旧仮名づかい・声に出して読みリズムがよいか、を基準にします。

○ 訳がわからんが詩情に溢れる句。

○ 発想が新鮮で、かつ内容に共感できること。

○ 自由に読める句。読者に開かれている句。作者の思いや考えを押し付けてこない句。

○ 最近は、一読ではわからない句を捨てないようにしようと思っています。「なるほど~」と思い、「ジ~ン」と来るのが、最終的に残るようです。

○ ユニークさ。出会ったことのない句。ガツーンと打たれたい。

○ 景が明確。想像が広がる。措辞が上手い。季語が活きる取り合わせ。助詞などが適切。不要な言葉がない。伝えたい内容がわかる。表現の工夫。最後は好み。

○ あります。心に響いたか。景色が立ち上がったか。季語の働きのめざましさも。

○ 面白い句。

○ まず詠まれている映像や感情が理解できるかどうか。読み手の側の問題と言われればそれまでだが、あまりに抽象的で何だか不可思議な句が多々ある。それから、もちろん新鮮な題材やスタイルに惹かれる。最終的には時間をあけて何回か読んでみて飽きない句を選ぶ。

○ いまの生活実感を捉えているものを選んでいます。時代性があればさらにいい。

○ 選句基準は勿論色々あります。俳句構造、季語、定型、切れ、音律、描景技術や修辞技術、作者の思想や感情の表現、読者との共感の図り方など、色々なことを考えながら選句してます。ですが最終的には、「固定的な評価軸・方法が定まらないこと」が俳句の良さだと思っています。それゆえに「読みの多様性」が生まれ、作品と読者の自由な関りが生まれます。ある種のマニュアル的な選句方法、評価方法も存在するとは思いますが、それですべて良しとはしたくありません。

○ 好きな句を選んでいる。好きな句とは私の五感の記憶をざわつかせ気持ちを動かしてくれるようなリアルな言葉。

○ ずっと考えているのですが、結局は好みかなと思います。

以上

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