アンケート結果:2023年12月「海原オンライン句会」

海原オンライン句会では、参加者の要望をもとにして、随時アンケートを行っています。みんなに聞いてみたいテーマがあれば、どんどんご意見・ご要望をお寄せください。

2023年12月「海原オンライン句会」アンケート
Q:あなたにとって「新しい俳句」とはどんな俳句ですか?〈任意回答・順不同〉

○あまり新しい古いもなく、良いものはいいという感じです。

○みたことのない表現、技巧、素材、うーん難しいです。

○新しい=新鮮に感じる、という理解であれば、ひとそれぞれの新しさがあるだろう。

○俳句を始めた頃「既視感」という語に出会い、なるほど見たことあるものに感動はないと自覚しました。それからは見たことないを素人なりに目指していますがそう上手くはいきません。「新しい俳句」は不勉強でわかりませんが、そんな「つもり」を心がけていたいと思います。

○新しさというよりも、論理を超えて感覚を覚醒させるような句に魅力を感じます。また、兜太師の句には、言葉に圧倒的な存在感があり、技巧を超えたパワーを感じます。そこに師の高い詩精神を感じます。この二つが頭の中をぐるぐる回っていますが、私自身は写生+αの辺りをうろうろしています。

○次の4条件を満たす短詩である。
1、5・7・5は最大限に努力して守るべき土俵。
2、現代の状況の認識が句作の土壌になっている。
3、人、物、事の本質が個性的に表現または追求されている。
4、その表現または追求によって必然的に生じる抒情が個性的に表現されている。

○新しい俳句は希望しません。時に哲学的な、あるいは他の芸術をツールとした句を見かけますが感慨浮かびません。今の世界、今の日常を楽しく、また鋭く読みたいですね。

○シュールレアリズム

○自分でも詠みたいと思っていたことを巧く詠んでいる俳句。それと笑える、またはニヤッとさせてくれる俳句、ですかねえ。

○新しいかどうかを意識したことがありません。

○今の時代をつかみ取った俳句。その中で明日の希望が感じられる俳句。

○季語や時事、一般的な生活感情といった、既に共感性が確立されているイメージに、読者の理解を委ねるのではなく(現在の俳句は、この「委ね方」の技と作法の鍛錬にほぼ集中していますよね)、まず作者の視点・発見・感覚が新奇・固有であり、それが「俳句の形」で読者側に、理解・共感・寄り添いを誘ってゆくような、そんな俳句。(言っていることが、面倒くさくて、分かりづらくてすみません。)

○「海原」そのものだと思います。時代の変化の中に、うごめく自分を詠むことです。年齢や境遇は関係ないですね(笑)。

○新しさを求めたことがないので、わかりませんが、瞬間的に新しいものも、次の瞬間は古いものであり、相対評価でしかない。その一瞬輝くが、その結果もう目新しさはなくなり、飽きられることもある。

○俳句はあれもこれもしてはいけないことがあって、むつかしい。じゃあ何でもいいかと言われると又もっと難しい!色々作ってみるしかないのか?迷います。

○当然私の目にも入っている事や物なのに、全然気づかなかったところを取り上げて書いている句。新しい言葉をいち早く使うことも、入るかなと思うが、それだけではないような気がする。ただ、陳腐な古い言葉を使うのは確かに、古い感じの俳句かなと思う。新しい、って、何? いい質問ですね。考えます。

○その俳句を読むことで、自分のからだに潜んでいた無自覚な世界の記憶が蘇生されつながり合い動き出す、そのざわめきに驚く、そんな俳句。

以上

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